
如水館先発の中山
中山初完投!如水館が秋季大会初優勝
経験不足も関係なかった。高校2年の8月末までの投手をやったことがない。「今はピッチャーをやっていて楽しいです」。徐々に投手としての自信をつかみつつあった。如水館・中山雄太(2年)は初めて9イニングを投げ切っての完投勝利。チームの秋季大会初優勝に貢献した。
ようやく慣れてきた右サイドの位置から投げ込む。序盤から腕を振り切ってストライクを先行させた。4試合40得点の尾道打線を相手に6回まで1安打に抑える。これまで最長のイニングは準々決勝・広島新庄戦の7イニング。自己最長となるイニングに入ると、さすがにへたばった。ただ、未知の領域に入っても心が折れることはなかった。尾道相手に2失点で最後まで投げ切った。試合後には心地よい疲労が残っていた。「4点も先に取ってもらっていたので投げやすかったです」。投手歴1ヵ月半。捕手、二塁手で落第点を突きつけられ、投手として初心者マークの外れていないエースはナインへの感謝を忘れなかった。
3日に行われた山口国体硬式野球・高校生の部2回戦。夏の甲子園優勝校・日大三戦では3年生に交じってベンチ入り。一塁手として途中出場した。今夏の甲子園ではベンチ入りから外れたこともあり、全国規模の大会を初めて経験した。「打球のスピードも違っていました。いい経験をさせてもらいました」。
全国レベルを直接肌で感じ取ったことが、さらなる飛躍へとつながっている。「投球の組み立てをどうするか。最後まで投げ切るようになれば、さらに期待できる」。迫田穆成(よしあき)監督の中山への評価は上がるばかりだった。
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